サイダー

作詞作曲:竹川真魚 編曲:日向村役場

明け方 こいつは 夢だと気付いて
それでも強く 目を閉じていたのは
もう二度と 隣に座らない君が
笑っていたからさ
現実に価値なんてないのに

結局 暑さで目を覚まして
水を一杯飲んだ
そういや こんなに 蒸し暑い夏
すっかり慣れてしまったな

雨のにおいも 夏のにおいも
君の匂いも 忘れた
今年は帰ろうかな
君のいない 街だけど
今年は帰ろうかな
君のいない 街だけど

僕の家に続く あの長い長い坂道を
自転車を降りずに 登りきったら
キンキンに冷えたサイダーと
冷やし中華が 僕を待っている
そんな昔を 思い出したんだ

昔は 1時間かけてゆっくりと
君と歩いた道も
今じゃ 車でたった10分の
あじけない田舎道さ
あの角で 君と 話したな

明日のこと 僕らのこと
未来のこと 僕らのこと

「明日はどんな日かな?」
楽しみで 眠れなかった
「明日はどんな日かな?」
気がつけば 夢の中へ

秘密基地へ続く あの河原沿いのあぜ道を
自転車を飛ばして 駈け抜けたら
ギラギラに光る太陽と 君の笑顔が
僕を待っている
そんな昔を 思い出したんだ

僕の家へ続く 坂道を
キンキンに冷えたサイダーと

秘密基地へ続く あぜ道を
ギラギラに光る太陽と 君の笑顔が
僕を待っている