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作詞作曲:竹川真魚 編曲:日向村役場

夕方つけたテレビの中に
僕が昔なりたかった姿
「ねえ僕も同じ夢を追いかけてたんだよ」って
話しかけてもこっちを見ないで
夢中になっているよ

今のこの毎日だって
ちゃんと僕が選んだ道で
きっと僕にしか歩めない人生のはずで
仲間もいる 好きな人もいる
大事なものもある

だけど今日は夕陽が
うまく沈んでくれないんだよ

僕は間違っていたの? だってこの現実を
本気で愛してはいないんだ
正しい答えなんてない どっかで誰かが
そう言って慰めてくれるんだ
だから昔の僕よ そんな目で
こっちを見ないでくれ

大人たちは口ぐちに言ってた
「君には無限の可能性がある」と
でも 当時の僕らは
そんな言葉なんかなくたって
なんにでもなれるって 信じていたような

最近は忘れたふりしてた
夢の見方も追いかけ方も
その代わり「可能性」って言葉
よく使うようになったよ
これで晴れて 僕も大人の仲間入りをしたよ

やけに今日は 時計の音が
気になって眠れないんだよ

何回考えたって 答えは同じさ
僕は変わらない夢を見てる
簡単なことじゃないのさ 傷つき捨てられ
あっけなく潰れそうになるけれど
諦めることに慣れて
老けていくよりは マシじゃないかな?

キレイごとは好きじゃない だけど本気で
「夢はかなうよ」
なんて言える男になりたいんだ

難しいことじゃないのさ
希望を抱き 歩き続けることなんて

この胸が震えた あの瞬間を
何度でも思い出せばいい

おい未来の僕よ
ちょっと待ってろ
今最高の未来を届けてやる